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【万年筆】とある山のとある緑

 最近は緑ばかりが手元に集まってきて、嬉しい限りです。また緑の萬年筆を1本、手に入れることが出来ました。モンブランの緑色萬年筆です。
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 25xシリーズの中で、一番小さい252です。調べた限りでは、1957から59年の間しか製造されなかった短命モデルのようです。
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 今のモンブラン製品と違い、お尻にペン先の太さを示す刻印があります。この個体は、F(細字)になります。今のモンブラン製品は、太さを表記したシールを貼ってあるだけになりました。シールを剥がすと、ペン先の太さを表した部分はなくなります。現物のペン先を見れば、直ぐに太さは分かります。ですが、某オークションなどで不鮮明な写真しかなく、太字だと思って落札したら中字だったなどの話を目にすることもあります。気をつけましょう。
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 軟らかいペン先を好む人達の間で評価の高いウイングニブ、通称イカペンです。細字とはいえ、ペン先は先端を切り落としたような形状で、角研ぎになっています。メーカ名、14金を示す刻印しかなく、とてもシンプルで好感の持てるペン先だと思っています。
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 モンブランの証、ホワイトスターは経年変化で飴色になっています。昔のホワイトスターはセルロイドなので、変色が見られます。ある時期からアクリル樹脂に変わり、極端な変色はしなくなりました。個人的には、飴色になったホワイトスターの個体だからこそ、ヴィンテージと称してもよいのでは思っています。せめて50年代までの萬年筆がヴィンテージかな、と思っています。70年代や80年代の萬年筆がヴィンテージと呼ばれるのは、抵抗があります。まぁ、自分が生まれた後に製造された萬年筆をヴィンテージと呼ばれたくない、というやっかみだったりしますが・・・(^^ゞ
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Author:後藤
 モレスキンなどのステーショナリー、万年筆、革製品、帆布好き。その時々で思ったことを綴っていきます。

ツイッターは、@fountain_pという名前でやっています。

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