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【万年筆】古き良き時代のセルロイド

 ビスコンティのセルロイド製万年筆を手に入れました。セルロイドの万年筆は何本か持っていますが、どれも大理石のようなモザイク模様ばかりです。1本はこのような、横縞のセルロイドを手にしたい、と思っていました。戦前のヴィンテージ品のような感じが、たまらなく好ましいです。実際、1930年代のセルロイドを使用して1990年に400本限定で製作された、温故知新な個体です。ビスコンティと言えば、初期の万年筆は故加藤清氏がセルロイド製万年筆を作って納品していたことで知られています。こんな感じの万年筆もあったのかも知れません。
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 お尻のキャップを外すと回す部分が出てきて、これを回すことでインクを吸入する方式です。レバーフィラーじゃ無い辺りは、ある程度実用性を考えて作られていると感じました。
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 ペン先は、Fです。ビスコンティの金ペンは、初めてです。ラミーのボトルのブルーブラックを入れて筆記した限りでは、国産のMF相当といった印象です。書き味は、今時の金ペンですね。現代人の高筆圧を意識した作りだと感じました。ペン先をルーペで見ると、腹開きになっていました。中古で手に入れたので、元々そうなのか、調整されたのかは分かりません。
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 ペン芯は、とてもクラシカルです。軸材の素材と模様に合わせて、とても古典的なデザインのペン芯になっていると思います。流石イタリアのメーカです。その辺りの意匠は、抜かりがありませんね。
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 スリップオンのミネルヴァボックスのペンシースに入れることにしました。こちらもエージングが楽しみです。
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Author:後藤
 モレスキンなどのステーショナリー、万年筆、革製品、帆布好き。その時々で思ったことを綴っていきます。

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