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【万年筆】中屋万年筆の特注品

 こんな箱が届きましたよ~ヽ(´ー`)ノ
想像以上に大きい箱なので、ビックリしました。どの位の箱かというと、ゆうパックの60サイズと80サイズの中間くらいです。中屋万年筆の桐箱の大きさを知っているので、なおさら感倍増です。
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 で、これが特注品です(*´艸`*)
ベースは、ポータブルのシガーモデルです。ただし軸径は、標準の15mmに対し、特注の17mmです。中屋万年筆では、葉巻サイズと呼んでいるようです。漆は新漆の緑を用い、溜透かしで絵を描いて貰いました。絵柄は、うちで飼っている3匹のクサガメを描いて貰いました。塗り立ての漆は透明度が低く、絵柄が見づらいです。これは使い込むうちに紫外線などで漆の硬化が進み、段々と透明度が増してくるはずです。どんな風に絵柄が浮き出てくるのか、今から楽しみです+(0゚・∀・) + ワクテカ +
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 軸に、雌のクサガメを描いて貰いました。これは、去年30周年を迎えた私のカメ(♀)をイメージしたものです。雌と分かるように首に模様を入れ、一回り大きく描いて貰いました。クサガメの特徴、キール(甲羅にある筋状の隆起)が3本ある画ですよ(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
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 キャップには、雄のクサガメ2匹を描いて貰いました。こちらは、去年30周年を迎えた姉のカメ(♂)と今年25周年を迎えた新入り(仮称)(♂)をイメージしています。メラニウム個体と分かるように、首の模様を入れない形で描いて貰いました。
IMGP0620のコピー


 ペン先は、ルテニウム鍍金の太字にしました。金色やロジウム鍍金、バイカラーは目にしますが、暗めのシルバーに見えるルテニウム鍍金は珍しいというミーハーな選択です(^^ゞ
P1100330のコピー


 なかばゴリ押し気味に、角研ぎをお願いしました。スタブの様な縦太横細の線にはなりませんが、紙の上にペン先を当てたときのピタッと乗る感覚がとても気持ちよいです。インクフローの良さと相まって、まるで対面調整を受けたかのような書き味に驚くと共にウットリとしてしまいました(人´∀`).☆.。.:*・゚
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 昨年、新漆の開発ニュースを見て以来、あの漆で緑色の萬年筆を作れたら、という想いを形にすることが出来ました。昨年の秋から構想を練り、昨年末の注文、今年始めの仕様決定を経て、本日納品となりました。うちで飼っているカメ3匹のうち2匹が去年30周年、1匹が今年25周年と云うことで、去年から今年にかけて年を跨ぐように製作してもらうような時期を選んで依頼しました。元々5月納期でしたが、6月にずれ込んでしまいました。奇しくも今月6月は、新入り(仮称)の25周年に当たる月です。これも何かの縁を感じずには居られません。自分にとって思い入れのあるカメをモチーフに、好きな色で最高の1本を作って貰えたと思っています。私の緑色萬年筆を求める旅は、これで終わりになるはず(の予定)です。
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Author:後藤
 モレスキンなどのステーショナリー、万年筆、革製品、帆布好き。その時々で思ったことを綴っていきます。

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