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【万年筆】クレオ・スクリベントのエボナイト

 中屋万年筆の特注品を使い出して以来、物欲がすっかり消え失せて更新が滞ってしまいました。
そんな折り、前々から気になっていたクレオ・スクリベントの萬年筆を超格安で手に入れる機会に恵まれました。
今回手に入れたのは、マーブルエボナイトのパープルです。
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 ペン先は、14金のFニブです。書き味は、ペリカンの丸研ぎなFニブと双子の兄弟といった印象です。各パーツとボディのすべてを、クレオ・スクリベント社発祥の地、バート・ウィルスナックの工場で製造しています、とのことですが、ペン先はBockのOEMじゃないのかな。書いたときの印象は、そのくらいペリカンのスーベレーンと似ています。
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 大きさをペリカンのM800と比べてみました。胴軸本体は、M800より心持ち細めです。キャップが頭でっかちなので、お尻に付けるとリアヘビーになります。キャップを付けたときの重量バランスは、M800の方に軍配が上がるかな。メーカでは、キャップを付けずに使うことを推奨しているようです。首軸を持つ人なら丁度良いサイズでしょう。
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P1100345のコピー


 ロディアに試し書きをしてみました。使っているインクは、ローラー&クライナーのスカビオサです。
いかにもドイツのFニブといった字幅かと思います。比較に、他の万年筆の筆記も並べてみました。アウロラのBニブより心持ち細く、モンブランの#149 Fニブやプラチナの中字と同等といった感じです。
P1100347のコピー


 実用品としての完成度は、かなり高いです。華やかさはないけど、使っていくうちに分かる良さがある。そんな萬年筆だと思いました。
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テーマ : いいもの見つけた
ジャンル : 日記

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Author:後藤
 モレスキンなどのステーショナリー、万年筆、革製品、帆布好き。その時々で思ったことを綴っていきます。

ツイッターは、@fountain_pという名前でやっています。

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