
【映画】「英国王のスピーチ」を見ました(ネタばれ有り)
|Posted:2011/02/26 22:54|Category : 【映画】|
本日公開の「英国王のスピーチ」を見てきました。吃音症だった現エリザベス女王の父親、ジョージ6世のお話です。
ストーリーは、吃音症でまともなスピーチの出来ないジョージ6世が、言語聴覚士の力を借りて吃音症を克服し、第二次世界大戦の開戦を告げるドイツへの宣戦布告スピーチを成功させる、というものです。史実に基づいて作られいる為か否か、特に話を劇的に盛り上げるような脚色も、コペルニクス的な展開もなく、ある意味淡々と話が進んで、最後のスピーチを迎えます。あれ、もう終わり?と思ったのが正直な感想です。
ジョージ6世が吃音の元になったとおぼしき体験を語る場面も、口頭で話をするだけでした。おそらく、ハリウッド映画や邦画なら、子役を使ってそのときの再現映像を差し込むでしょう。そんな演出に慣れてしまうと、この映画は淡泊すぎてつまらないかも知れません。史実を知っているイギリス人なら共感できるのかも知れないけど、日本人相手だと話の面白さで引きつけるのは難しいと感じました。
でも、話が淡白に感じられ出演者も多くない分、ちょっとした仕草、言い回し、さり気ない芝居に、燻し銀のような味わい深さを楽しめました。この映画は、話の面白さを楽しむのではなく、控えめな演出を渋く演じる役者さん達の妙味を味わう映画である。それが私の感想です。
イギリス映画は、1989年公開のサマーストーリー以来、実に22年ぶりに見ました。原色ばりばり、くっきりハッキリな映像表現が蔓延る中にあって、中間色を重視したような渋い色作りのイギリス映画は、ゆっくり腰を据えて見ることが出来るなと感じました。見た後に疲れが残る映画が増えた気がする中にあって、こういう作品は貴重だと思います。
ストーリーは、吃音症でまともなスピーチの出来ないジョージ6世が、言語聴覚士の力を借りて吃音症を克服し、第二次世界大戦の開戦を告げるドイツへの宣戦布告スピーチを成功させる、というものです。史実に基づいて作られいる為か否か、特に話を劇的に盛り上げるような脚色も、コペルニクス的な展開もなく、ある意味淡々と話が進んで、最後のスピーチを迎えます。あれ、もう終わり?と思ったのが正直な感想です。
ジョージ6世が吃音の元になったとおぼしき体験を語る場面も、口頭で話をするだけでした。おそらく、ハリウッド映画や邦画なら、子役を使ってそのときの再現映像を差し込むでしょう。そんな演出に慣れてしまうと、この映画は淡泊すぎてつまらないかも知れません。史実を知っているイギリス人なら共感できるのかも知れないけど、日本人相手だと話の面白さで引きつけるのは難しいと感じました。
でも、話が淡白に感じられ出演者も多くない分、ちょっとした仕草、言い回し、さり気ない芝居に、燻し銀のような味わい深さを楽しめました。この映画は、話の面白さを楽しむのではなく、控えめな演出を渋く演じる役者さん達の妙味を味わう映画である。それが私の感想です。
イギリス映画は、1989年公開のサマーストーリー以来、実に22年ぶりに見ました。原色ばりばり、くっきりハッキリな映像表現が蔓延る中にあって、中間色を重視したような渋い色作りのイギリス映画は、ゆっくり腰を据えて見ることが出来るなと感じました。見た後に疲れが残る映画が増えた気がする中にあって、こういう作品は貴重だと思います。
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